【滋賀・草津】電気自動車（EV）充電設備の導入ガイド：費用、工事、補助金まで | 住宅・店舗・オフィスの電気設備工事なら｜谷電気設備

「電気自動車（EV）に興味があるけど、自宅での充電ってどうすればいいの？」「費用はどれくらいかかるの？」「補助金って使えるの？」

EVへの乗り換えを検討されている方、または既にEVオーナーでご自宅の充電環境を整えたいとお考えの滋賀県草津市のみなさま。

今回は、EV充電設備の導入に関する費用、必要な工事、そして見逃せない補助金情報まで、分かりやすく徹底解説します。

EVの最大のメリットは、自宅で手軽に充電できることです。

ガソリンスタンドに行く手間が省け、深夜電力プランを活用すれば、ガソリンよりも格段に安い電気代で走行できます。

しかし、そのためには適切な充電設備の設置が不可欠です。

利便性の向上: 自宅で寝ている間や仕事中に充電が完了し、いつでも満充電で出発できます。
充電コストの削減: 深夜電力プランなどを利用すれば、公共充電ステーションよりも安価に充電が可能です。
災害時の備え（V2Hの場合）: V2H（Vehicle to Home）システムを導入すれば、EVに蓄えられた電力を自宅に供給し、停電時の非常用電源として活用できます。

ご自宅に設置できるEV充電設備は、主に以下の2種類です。

普通充電器（AC充電）
- 特徴: 自宅で最も一般的な充電方法です。200Vコンセントタイプと、ケーブル付きのスタンドタイプがあります。
- 充電時間: フル充電まで数時間～一晩かかります。通勤や普段使いには十分な充電速度です。
- 費用: 本体価格が比較的安価で、工事費用も抑えられます。
- こんな方におすすめ: 毎日の通勤や近距離移動がメインの方、夜間や駐車中にゆっくり充電したい方。
V2H（Vehicle to Home）システム
- 特徴: EVから自宅へ電気を供給できる「逆潮流」機能を持つシステムです。災害時だけでなく、太陽光発電と連携して余剰電力をEVに蓄えたり、EVの電力を自宅で消費したりすることで、電気代の削減にも貢献します。
- 充電時間: 普通充電器よりも高速に充電できるモデルもあります。
- 費用: 機器本体が高価ですが、国や自治体からの高額な補助金が期待できます。
- こんな方におすすめ: 停電時の備えを重視する方、太陽光発電システムを導入している方、より賢く電気を使いたい方。

EV充電設備の導入費用は、選ぶ充電器の種類、配線工事の規模、既存の電気設備の状況によって大きく変動します。

機器本体費用:
- 普通充電器：数万円～20万円程度
- V2Hシステム：50万円～100万円以上
工事費用:
- 普通充電器：数万円～15万円程度（既存の配電盤からの距離や、専用回路の有無で変動）
- V2Hシステム：10万円～30万円程度（基礎工事や分電盤の改修が必要な場合も）

主な工事内容:

現地調査: 設置場所の確認、既存の電気設備の容量、配線ルートなどを確認します。
電気容量の確認・増設: ご家庭の電気契約容量が不足している場合、電力会社への申請を行い、契約容量の変更（アンペアアップ）や、必要に応じて分電盤の改修工事を行います。
専用回路の設置: 安全のため、ブレーカーから充電設備まで専用の電気回路を敷設します。
充電設備の設置: 壁面への固定、配線接続などを行います。V2Hの場合は、屋外への基礎工事が必要となることもあります。
通電確認・試運転: 設置後の動作確認を行い、安全に使用できることを確認します。
電力会社への申請: V2Hシステムの場合は、電力会社への系統連系申請が必要となります。

EV充電設備の導入には、国や地方自治体から様々な補助金が用意されています。

これらを活用することで、導入費用を大幅に抑えることが可能です。

国の補助金:
- クリーンエネルギー自動車導入促進補助金（CEV補助金）: EV車両本体だけでなく、V2H充放電設備や外部給電器も対象となる場合があります。
- 再エネ導入支援事業: 太陽光発電とEV充電設備を組み合わせた導入に対して補助金が出るケースもあります。
滋賀県の補助金:
- 滋賀県では、地球温暖化対策の一環として、EVの普及促進に取り組んでいます。時期によってEV充電設備に関連する補助金が実施される場合がありますので、滋賀県の環境政策課などのウェブサイトで最新情報を確認することをおすすめします。
草津市の補助金:
- 草津市においても、独自の補助金制度が設けられる可能性があります。草津市の環境政策課や市のウェブサイトを定期的にチェックしてみましょう。